推しがシングルのセンターになったことに関するとりとめのない話
今週のお題「私のアイドル」
私が人生で初めて好きになった「アイドル」はMeseMoa.の野崎弁当さんだ。
2017年12月31日に野崎弁当センター&プロデュースシングルを発表してから
JUNON 2018年3月号単独3ページ、舞台「アンフェアな月」出演 藤田由人役
など、茶推し(野崎弁当ファンの総称、メンバーカラー茶色に由来)が
狂喜乱舞して息切れするくらいの活躍ぶりである。
そんな中、いつも思い出す古い出来事がある。
2015年1月17日 歌みた本ライブ 舞浜アンフィシアター
MeseMoa.が「むすめん。」だった頃の話。
「出演を予定していたむすめん。の野崎弁当さんは、天候不順による飛行機欠航ため出演することができなくなりました」
このツイートがイベントの公式から発表されたのは当日の9:30。
だけど、野崎さん自身から発表されたのはもっとあとの15:45。
https://twitter.com/nozakix/status/556341473004621825
その6時間、飛行機が飛んでライブに間に合うかもしれないというギリギリの時間まで、空港でいろんなことを考えどうにか辿り着けないかと策をめぐらし、
それでも自然には勝てずに忸怩たる思いでこのツイートをしたのだろう、
そして、どんな気持ちで雪の中を空港から十勝まで帰るんだろうかって考えたら
とても胸が痛んだ。
でもきっと、野崎さんはもっと痛い切ない気持ちで帰ったんだろう。
舞浜アンフィシアター、野崎さんがいないむすめん。のステージに向けて、私たちは茶色のサイリウムを振った。
謝らなくても大丈夫。無事にいてくれたら大丈夫。届いてるから大丈夫。
北海道と東京を往復していた時代、運転で眠くなったらミントの強力なガムを噛む、そして叫ぶって話していた。
深夜の北海道の道を空港から十勝まで叫びながら運転していた野崎さんを、茶推しはいつも心配していた。とくにイベント後にツイッターで浮上がないと心配だった。何もないとは思いつつも、浮上してくれるとホッとした。
無事に十勝に着いた。推しは今日も元気だって。
これがファンから見た「あの頃」の野崎さん。
そして「あの頃」の野崎さんを白服さんがブログに書いてくれた。
うっすらと見えていたものはうっすらでしかなくて、実際に見ていた人は違うんだなぁと思った。思いを馳せいてたものよりも、もっと大変でもっと必死で。
きっとそれは今だからこそ話せること。
不器用でいつでも全力で笑顔がピカピカに光っていて、なのに昔の野崎さんは自信がなさげだった。
「僕のですみません」とか「僕で良いんですか?」とか。
初めての生誕祭後の全国ツアー初日で「好きなんだよ、茶推し~!!」って茶推しを泣かせにかかったくせに、「(推しがカッコ良すぎて)推しを見るのに疲れたら僕を見て」なんて言って。
だけど、どんなときだって一生懸命な姿に元気をもらっていた。
段ボール製の国営放送キャラクターの被り物でガサガサ踊ってる姿だってカッコいいし、
ソロ演目で踊った「ダブルラリアット」や「SPiCa」でライブハウスを別の世界に変えてしまう表現力に涙が止まらないこともあった。
後ろにいることが嫌だったわけでも悲しかったわけでもない。
端っこで後ろで一生懸命踊って笑って歌っている野崎さんはいつでもキラキラしていた。
確かにMVにあまり映っていないこともあったけど、各々のベストな野崎さんをスクショして茶推し同士で「この野崎さんが素敵」「色っぽい」「可愛い」と感想をニヤニヤ共有し合った時間だって宝物だ。
でも、2015年、中野サンプラザ公演を成功させて職業アイドルへの道を選び2016年30歳にして上京してから行われた47ツアーの初日。
「あすの日に灯をともそう」で高くジャンプする姿を見たとき、強く思ってしまった。
野崎さんだってむすめん。の起爆剤になれる、センターだって張れる、それだけのポテンシャルを秘めている。だって、野崎さんだもん。
それくらい、どこまでも飛んでいけそうなほど楽し気で眩しいジャンプだった。
そして2017年の全国ツアーで勝ち取ったシングルのセンター&プロデュース権。
野崎さんらしい遊び心と、野崎さんらしい「みんなに見せ場を」という心遣いと
野崎さんらしい前向きさで、茶推し大喜びのスーツ衣装で
私たちが大好きなキラッキラの笑顔を振りまいてのシングルが完成した。
RPGみたいに仲間と協力して先の先へと進んでいく。
そんな過去と現在と未来を思わせるような素敵な曲だった。
そして茶推しとして忘れちゃいけないこれを。
恩返しがあまりに大きすぎて、逆にお返ししなきゃいけないくらいです。
これを返すには相当な年月かかりそうなので、ずーっと推してるしかなさそうですね。
野崎さん、申し訳ないですがこのさきもずーっと推させてください。
野崎弁当さんは「誰かに笑顔を与えることが出来る人」それがアイドルだと言いました。
野崎さんの「今日の笑顔笑顔」のおかげで笑顔になれました。
「New Sunshine」の歌詞にある「お天道様は見てるから」という言葉。他の方も書いていたけれど、私にとっても「お天道様」は野崎さんです。
お天道様に恥ずかしくないように、胸張って「この人のファンです」って言えるように生きていきたいな。
そして、「あなたのおかげで自分がこんなに変われたよ、頑張れたよ」って言えるような自分になりたい。
私のアイドル。それは野崎弁当さん。