茶色い沼からこんにちは

めせもあ。(MeseMoa.)の茶色担当の人をひっそり推してる女性の一人遊びです

烏合の衆と烏合之衆とMeseMoa.の話

どうもこんにちは。

今月は美容院行くので髪型に悩む烏合の衆の中の一人です。ロングヘアにするかセミロングにするか……。

※烏合の衆……規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団。 秩序のない人々の集まりや軍勢にいう。 からすの集まりが無秩序でばらばらであることから。出典 三省堂「新明解四字熟語辞典」

  

さて、烏合の衆という言葉はネガティブに使われやすいものだ。秩序統制の取れていない存在は統制の取れた集団に蹴散らされるという理由である。

無秩序=混乱。

だが、バラバラな集団なだけでそれぞれ個々の能力が劣っているわけではない。

語源のもとになったカラスを想像してみよう。

……カラスめちゃ怖えぇ。すんげぇ賢い。

MeseMoa.は成り立ちがバラバラだった。

住む場所も年齢も職業もバラバラでごく普通の少年・青年だった彼らが集まって夢物語を語った。

「いつか中野サンプラザに立てたらいいね」

この頃の彼らは本当に「烏合の衆」だったのだろう。

 

さてシングル「烏合之衆」。助詞の平仮名を漢字に変えただけで言葉の強さが変わったように見えないだろうか。

どこにでもいる、そして年齢も性格も住まいもバラバラな彼らが「むすめん・MeseMoa.」という芯を得て、いくつもの経験や苦難を乗り越えて「中野サンプラザ公演」を叶えた。そして「職業、アイドル」となり会社を立ち上げ「武道館に立つ」という新たな夢を抱え、後輩たちを引き連れていく過程で彼らはいつの間にか「革命」を起こせるほどの強さを持つ強固な繋がりを持った集団へと変わったことを表している気がする。個々の強すぎる個性を保ったままで。いや、最強じゃないっすか。

いや、皆まで言うな。知っている、ただのオタクの戯言だ。

 

オタクの戯言だとしても今、それを書いている理由は「MeseMoa.」のホールツアーの一部公演が中止になったからだ。

 

https://lineblog.me/musumen/archives/8436992.html

 

いやもうショックですね。自分の地元も中止なんですけど、行きたかった場所が悉く中止です。推しのソロも観られません。

ショックだって言って良いと思うんですよ、当たり前だから。つまりは、それだけ大好きだってことだから。

一方で同じくらい言いたいことがある。

資金繰りなどについてストレートに書かれている文章は衝撃的だと思うけど、彼らが簡単に潰れるとは思ってないし、ツアーが中止になったからってファンは離れない。

私が彼らを本格的に応援し始めた、いわゆる初現場は2014年。

狭いライブハウス、通常200のキャパに無理やり詰め込んだ最大限の人数。

肉フェスなどの外部イベントで人数分のマイクが用意されないことなんてザラ。

まだ仕事とアイドルを両立しているメンバーがほとんどで平日仕事、土日は練習して夜に帰る。もしくは金曜の夜にやってきて遅くまで練習、翌朝からイベントやライブ、そして日曜の夜に打ち上げもしないで帰っていく。

あの頃、中野サンプラザを達成したら辞めてしまうんじゃないかっていつも不安だった。

応援してるよって伝えないと、推してるよって表さないといなくなってしまうかもしれないって居ても立ってもいられなかった。

だけど、彼らは今でもアイドルをしてくれている。

どんな状況でも笑顔で歌って踊って、パフォーマンスのレベルをあげてきた人たちだ。

いなくなってしまうかも、なんて不安は2014~2015年のときにし尽くした。

残っているのはどんな状況でも歌って踊ってきた彼らを同じように応援してついていく気持ちだけ。どうやって応援の気持ちを伝えるか、そのノウハウはもうみんな知っているはず。

 

 

MeseMoa.のツアー一部中止で「大丈夫なんだろうか」って不安になるかもしれないけど、こうなりゃオタクも烏合之衆。推しもそれぞれ、年齢も立場も住まいもそれぞれ、推し事のキャパシティもそれぞれ、だけど、MeseMoa.を応援するっていう強固な芯があれば大丈夫。そう何も変わらないんじゃないかと。何も変わらず応援する。それだけ。

 

 

ここまでが野崎さんとぷんちゃんのツイキャスを聴く前に書いた部分。

私たちがかつて、推しがいなくなってしまう不安を抱えていたのとは逆に

彼らはいま、自分たちがファンの前に立てなくなるという不安を抱えていた。

それは回避された。回避するためにツアーの一部中止を余儀なくされた。

そのことが悔しくてツラくて悲しいと言っていた。

先陣を切って生放送した野崎さんは、アイドルが普通は話さないような経理的な話もして、どういう理由で一部中止にせざるを得ないのか、四月のツアーをやるのか、個別なことは言えないけど中止する場所を選定した理由など包み隠さずに話してくれた。

普段、自分のことでは涙を見せない野崎さんが話していくうちに目を潤ませて、行けなくなってしまった場所で楽しみに待っていたであろうファンのことを思って声を詰まらせて、「こうするしかなくて」と言った瞬間にとうとう崩れるように涙を流した。

どんなに悔しいのか、どんなに不安なのか、どんなにツラいのか。

 

三十歳で一部の人に否定されながらも、それを跳ねのける気持ちで上京した。

自分たちを、自分を応援することで元気をもらえたと言ってもらえることが嬉しい。

自分たちを見て笑顔になってくれる人たちをもっと増やしたい。ずっと応援してくれてる人には自分の活躍でもっと幸せになってもらいたい。

そのためにもっと、もっと……。そのための大きな一歩を挫かれてしまった。

悔しそうに語る野崎さんに、私は画面の前で何もできなかった。

涙を流す野崎さんを観るのは苦しかった。でも、泣いて吐き出してくれて良かったと思った。無理して笑ってもらうよりずっと良かった。一緒に泣けて良かった。

だけど、何も出来ない自分の無力さを思い知った。

そんなファンに彼らは「事態が落ち着いたら必ず会いに行くから、待ってて」と言うのだ。

 

「信じてくれるかわからないけど、僕らはみんな、応援してくださっている皆さんのことが大好きなんです」

その言葉に、真摯な涙に報いることは出来るだろうか。

動画を観る、生放送を観る、感想リプを送る、手紙を送る、CDを買う、自分が行けるライブに行く、ぶっちゃけ課金する(課金については自分のキャパシティと相談して。生活が成り立たないとオタクも続かない。自分の健康と生活が安定してこそ末永く安定したオタク活動が出来るので)。

当たり前のことしか出来ない。それしかないなら、きっとそれが最良なんだと信じるしかない。

 

MeseMoa.もファンも「烏合之衆」。いろんな背景を持った寄せ集め。でも、お互いに大事に想い合ってる気持ちで固く繋がっていれば何よりも強くなれるし革命を起こせる。きっとまた高く飛べる。

そう信じている。

 

野崎さんのいつもの笑顔がまた見られますように。

明日も笑顔笑顔。それでは、またね。